躁うつ病の看護として重要なのは、躁うつ病という病気の理解をすることはもちろんですが、躁うつ病といってもここに違うということも理解しておかなければならないでしょう。
躁うつ病は躁状態とうつ状態を繰り返す、2大精神病としてあげられるものですが、統合失調症のように明らかに人格自他が変わる病気ではなく、あくまで気分障害ということが言えますから、まず看護をする上ではどの状態が躁うつ病の患者さんにとってニュートラルに近い状態なのかということは、把握しておく必要があると思います。
それがわからないと、今患者さんが置かれている状況を理解できず、正しい看護も行えないと思います。それをしった上で患者さんの状態を見守る姿勢が大事なのではないかと思われます。
躁うつ病の原因は多岐にわたります。社会的原因、心理的原因、遺伝的素因などが複雑に絡んでいる場合が多く、どういったケアが一番良いのかといったことも、看護者としては躁うつ病という症状全体とさらに個々に見ていく必要もあると思います。
患者さんのおかれた状況や、背景なども少しずつ理解できてきたら、看護もしやすいのではないかと思います。
PR