躁うつ病の薬の一つにデパケンという薬があります。
デパケンは躁うつ病に用いられる薬ですが、躁状態に効果がある薬です。ですからうつ状態には効果があまり見られないようです。
もともとデパケンは躁うつ病の薬という範疇だけでなく、てんかんにも使用される薬です。
特徴的作用としては、脳内のGABA神経系とよばれる部位を活動的にして躁状態を抑える働きがあるのが特徴です。
このデパケンは副作用はあまり少ないのですが、まれに肝障害が生じる場合もあるようです。ですからデペケンを服用中は肝機能を常に検査しておいた方がいいでしょう。
また、眠気が出る場合もまれにあるようなので、自動車の運転には服用中には注意したいところです。
躁状態が強い時にはデパケンだけでなく、抗精神病薬も一緒に併用することによって、鎮静させるということもあるようです。
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