躁うつ病と遺伝の関係はまだあまりはっきりしてはいないですが、研究はされています。
主に遺伝に関しては、家族研究をもとに研究しています。例えば双子のうちの片方が躁うつ病だと、もう片方が躁うつ病である確率は60%くらいだそうです。
ちなみに2卵生だともう少し低い確率になります。
家族全体で見た場合、例えば親が躁うつ病である場合、子供がなる確率は、親が躁うつ病でない場合よりも有病率は3.7倍から17.7倍になるそうです。
このような研究結果だけをみると、躁うつ病は遺伝すると思われがちですが、この研究についてもまだはっきりしてはいないですし、有病率とはあくまでも躁うつ病になる可能性が、将来あるかもしれないという率ですから、必ずしも遺伝して、病気になるということではないです。
ですから、子供を産んではいけないとか、病気の原因を遺伝のせいばかりにしてはいけないということです。
躁うつ病であっても、薬を飲みながら働いている人もいますし、大きな業績を残している人もいますし、症状が完治して、日常生活している人もいるので、あまり悲観的にならないことが重要です。
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